神戸市立某中学校 2年生〈合計120名〉
生徒の声
アドベンチャープログラムをしている中、心の内では成功できないんじゃないかとずっと思ってたけれど、最後では絶対クリアできるのが、なんだかんだいいつつも、お互いを信頼しあっているのかなと感じました。どのミッションにも自分達で考えることが重要で一回やったことから問題点を出してそこから改善策を導いていくのがこのアドベンチャープログラムをしていく上で求められている資質なのかなと思いました。楽しかったです。
普段の学校ではしないことを一日のうちにたくさん出来て良い経験になったと思います。例えば、毛糸のボールをみんなで回していくプログラムではグループの全員でたくさんの意見や知恵を出し合っていけたのがよかったと思います。他にもパイプにゴルフボールやビー玉を乗せてゴールまで運ぶプログラムでは最終的にはクラス全員で助け合って協力することが出来ました。私は今まで今日したような話し合いやクラス全員で行うことに対して積極的ではなかったけど、今日積極的に自分から行動できたのでこれからも続けていきたいです。心から楽しいと思えるものばかりではなかったけれど自分から「楽しい」と感じられるように考え方を変えるのが大切だと感じました。
クラス全体で協力できたと思います。クラス全員に向けて声を出すことはできなかったけれど、普段あまり話さない人ともコミュニケーションをとれたので良かったです。誰かとチームを組んだりする時に仲がいい人とばかり組んでいたので次、またこういった機会があったりした時やそれ以外の授業の時などには、もっと積極的にコミュニケーションをとったりチームになったりしたいです。今回の体験でクラスの絆も深まったと思うので残り半分弱、大切にしたいです。
先生の声
打ち合わせでの担任の想いや考えを踏まえ、一日のプログラムを組んでいただきましたこと本当に有難うございました。一日を通して、「コミュニケーションを取る」というところが徹底されていて、生徒たちは普段とは異なる様々なコミュニティで会話ができたのではないかと思います。やることが終われば自由に行動する生徒が多く、「その生徒に対して周りの生徒がどのようなアプローチをかけるのか」にかなり焦点を当てて午後は見させていただきました。後半は「今は話を聞こう」や「早く集まろう」など周りの生徒からも声掛けがあり、これからの学校生活に向けて良い種まきになったのではないかと感じています。これも午前中のコミュニケーションがかなり効いていると思います。生徒の姿を見ていて、担任としてはファシリテーターさんの組んでいただいた一日のプログラムに本当に満足しています。有難うございました。
生徒達は午前はなかなか積極的になれず、円になったりグループを組むだけで時間がかかっていました。また集中力も切れる生徒が多く、協調性にかける行動が多く見られました。しかし昼食を挟んで午後のプログラムでは生徒達も自分達の現状を少しづつ受け入れ、小さなことでも挑戦しようとする場面が見られました。段々と行動に移すスピードが早くなっていくのを感じました。終わってから生徒達が、「めっちゃ頭使った一日でした!」と言っていたのが印象的でした。楽しいだけの時間ではなく、自立への一歩になるような時間を作っていただき有難うございました。
全体的に前向きに取り組む様子が見られました。普段から周りを見て動ける生徒達も、一番仲良しメンバーではなく、全員を巻き込まないと目標達成はできないということに少し気付けたと思います。徐々にプログラムが進むにつれて、普段は目立たない生徒からの発言が出始め、隠れたリーダーがたくさん見られたことが非常に参考になりました。全体が仲良くなる!というよりは一人ひとりがクラスの中で居場所を作れた(ように感じる)ことが大きな収穫でした。遠足後、コミュニケーションが非常に苦手で「僕は友達がいません」と休み時間も机に向かって一人で過ごしていた生徒が、教室内をウロウロしクラスメイトと話す姿も見られたり....。先日蒔いていただいた種から小さな目がたくさんでてくるよう、子供達と関わっていこうと思います。子供達の力をもっと信じようと思いました。