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お知らせ

コラム2022年11月19日

アイスブレイクを知ってますか?

近年、オンライン化なども加速していく中でコミュニケーションが深めづらいといった声が聞かれます。

そんなときに活用できるのが”アイスブレイク”です。

アイスブレイクを活用することで、見知らぬもの同士でも互いに話しかける糸口が見つかり、
その後のコミュニケーションの活性剤となります。

 

【アイスブレイクとは】
「アイスブレイク」(ice break)とは、面識のない人同士が集まる場面などで初対面の緊張感を和らげ、
お互いに打ち解けるきっかけをつくるための手法、あるいはそれを行う活動時間を指す言葉として使われます。

メンバーの緊張や警戒心を堅い氷に例えて、それを解きほぐすという意味で使われます。

アイスブレイクでは、全員で自己紹介をしたり、たわいもない雑談や簡単なゲームに興じたりすることが多く、
それによって参加者がコミュニケーションをとりやすい雰囲気を醸成し、
集まった目的の達成に積極的に関わってもらえるように促す効果が期待できます。
そのため、職場や学校、ワークショップや歓迎会など、様々な場で活用されています。

 

【アイスブレイクのメリット】

・緊張感がほぐせる

アイスブレイクのゲームに夢中になることで、会議や研修のことを一旦忘れて緊張をほぐすことができます。リラックスして研修に臨めるため、頭がやわらかくなり柔軟な発想ができ、研修効果を高めることにつながります。

 

参加者どうしのコミュニケーションがとれる

通常ならあまり参加者どうしで会話をおこなうことはない研修や会議の場でも、アイスブレイクをおこなうことで気軽にコミュニケーションを取り合うことができます。アイスブレイクで仲良くなったものどうしでレクリエーションをおこなうなど、研修に前向きに取り組むようになるメリットがあります。

 

お互いの理解が深まる

例えばアイスブレイクで自己紹介をおこなうと、出身地が同じ人どうしで盛り上がったり趣味を通じて個人的に親しくなったりと、仕事以外の会話が生まれるきっかけになります。なかなか自分からは発言しにくいことでもゲームの流れがあれば話しやすくなるので、普段は見えないその人の意外な一面を知ることもできます。 

 

・積極的に発言できるようになる

ただ講義をおこなうだけであればなかなか受講側からの発言が生まれませんが、アイスブレイク中に会話をおこない笑顔になることで、知っている人がいない場所でも自然と発言しやすくなります。特定の人が話しがちな会議でも意見が多く出て、新しいアイデアが生まれるなど有意義な発表の場につながります。

 

【「アイスブレイク」3選】

・「他己紹介」と「実は自己紹介」
アイスブレイクの手法の代表的なものに、自己紹介があります。単なる自己紹介だけではなく、「実は」というフレーズを用いて、「実は、私……です」という形式で発表する「実は自己紹介」や、参加者をペアにして、ペアになった相手のことを紹介していく「他己紹介」などの方法もあります。

 

・「ヒーローインタビュー」
「他己紹介」と似ていますが、参加者がペアになって片方がヒーロー、片方がインタビュアーとなって、その人が一番活躍したときのことを聞き出していきます。聞き役のほうは多少大げさなくらいにリアクションをとると、場の雰囲気が盛り上がるでしょう。ヒーローの側は話をしやすくなりますし、聞き手も積極的なコミュニケーションを取ることに抵抗がなくなります。

 

・「チェックイン」
研修などで活用できるのが、5人前後のグループを組んで、1人ずつ短い時間で自己紹介をしていく「チェックイン」という方法です。話す内容は事前に決めておきます。何度も開催される会議の場合は、自己紹介ではなく「最近、気になったこと」などをテーマにすると、話題を出しやすくなります。

なお、チェックインで気をつける点は2つあります。1つ目は、話をしているときは、他の人は質問や突っ込みをせずに黙って聞くこと。2つ目は、話し手をテンポよく切り替えていくことです。この2つを守ることで、話をすることへのプレッシャーを減らし、円滑なコミュニケーションを行う下地ができるのです。

 

【アイスメイクになっていませんか?】

アイスブレイクは場の空気を和ませ、組織内のコミュニケーションを活発化するための方法です。明確に目的を定め、成果を得るためにも、以下の点に注意して実施しましょう。

 

・目的を明確にする
アイスブレイクの目的がはっきりしていないと、ただの雑談の場になりかねません。
むしろ「アイスメイク」になることも。
「アイスメイク」とは、アイスブレイクとは逆に緊張を高めてしまい、完全に凍りついてしまう状態を指します。
軽い自己紹介の場にしたいのか、互いをより深く知るために行うのか、短時間で緊張を解くために行うのかなど、目的をしっかりと設定した上で実施しましょう。

 

・受講者層にあったアイスブレイクを選ぶ
研修は、学校研修や新入社員研修もあれば、2年目・3年目研修、リーダー研修、管理職研修などさまざまな層を対象としています。受講者が初対面同士の場合もあれば、ある程度知っている場合も考えられます。そのため、受講者層を考えながら、アイスブレイクを選ぶ必要があります。

間違ったアイスブレイクを選んでしまうと、スタート時点からアイスメイクとなってしまい、その後の研修の効果も格段に下がってしまいます。

 

・時間を決めておく
アイスブレイクが楽しくてつい長引いてしまうことがあります。しかし、アイスブレイクの本来の目的は、場の緊張をほぐし親睦を深め、研修をスムーズに進行することにあります。あくまで研修のウォームアップにすぎないため、時間をかけ過ぎないように気を付けましょう。

種類の多いアイスブレイク。研修の受講者層や目的を加味して、よりよい手法を選ぶようにしましょう。

 

【まとめ】
アイスブレイクをしっかりと取り入れることで、緊張をほぐして参加者同士のチーム意識を促進するだけでなく、生徒や社員に「新たな気づき」を与えるきっかけにもなります。
参加者に合ったアイスブレイクを選んで、有意義な研修・会議を実現しましょう。

また、このような研修においては牽引するファシリテーターの存在は必須となります。


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