コラム2023年12月19日

子どもの語彙力が低下傾向にある?

【語彙力とは】

語彙力とは「言葉を理解する力」と「言葉を使って相手に伝える力」のことだと言われております。
つまりこれは、語彙力の差が言葉の理解力と活用力の差につながります。
相手の言葉を理解しながら、自分の言葉を使って伝えることが「会話」ですが、
語彙力が低いと「会話」のキャッチボールがなかなか上手くいかないということになります。

 

【現代の子どもの語彙力は低下傾向】

子どもは新しい言葉を周りの人から聞いたり、本で読んだりして吸収して、意味や使い方を理解していきます。
自分の中に取り入れた言葉を実際に使えるようになるまでは時間がかかりますが、たくさんのことを経験したり見聞きしたりすることで、言葉の使い方や相手への伝え方を学んでいきます。

特に幼いころの子どもが接する機会が一番多いのが大人です。大人から言葉そのものや使い方を吸収していきます。
しかし、現代では家族や地域のコミュニティが縮小化傾向にあり、子どもが大人と接する機会も減っています。
祖父母と過ごす時間が少ない家族も増えているため、大人同士の会話や言葉の表現を聞くことも少なくなっています。

 

【語彙力を鍛える・伸ばす方法】

子供が育つ言語環境の激変に気づくことが重要です。
今の子供たちを取り巻く言語環境は、保護者世代とは全く異なっています。
大人との日常的な会話が減っていることもそうですが、
家庭で知識を広げるきっかけ自体が減ってきていると言えるのではないでしょうか。

例えば、壁掛けのカレンダーや時計、本や新聞などの多くがデジタル化され、
全てスマートフォン1つでまかなえるようになってしまったため、置いていない家庭が多いです。
保護者世代が言葉に興味を持つきっかけとなっていたものの大半が、
スマートフォンの中に収納されてしまうことで、今の子供たちは「きっかけ」を目にすることなく育っていきます。
子供たちは自分の言語環境が、保護者の育ってきた環境と違うことを知りません。
まずは、言語環境の変化に保護者が気づくことができると、子供たちの語彙力の向上につながっていくでしょう。

・家族でたくさん会話をする。自分を客観視する力を養う
家族で積極的に会話をすることも一つの方法です。
その際、お子さんの話を深堀りをするような質問を投げかけることがポイントです。
語彙の理解に加え、概念の理解に結びつきます。

例えば、子どもが学校から帰ってきたとき、「今日何があったの?」などと聞くとしますね。
その際、子どもからの返事をしっかり受け止めたうえで、「どう思った?」「なぜそうしたの?」など、追加の質問をして会話を重ねていきます。子どもたちは出来事を思い出し、言葉にして伝えようと一生懸命考えようとします。この過程は、言葉を理解して適切な言葉を使うための大きな学びになります。また、出来事を思い返すというのは、自分を客観視する力を育みます。

また、食事のときに大人が2人以上いると、子どもの語彙が増えるという研究結果も出ており、食事をするときは、できれば大人が2人以上いる環境を作ることがおすすめです。これは、大人同士の会話にはたくさんの言葉が登場するからであり、大人が子どもに向けて喋るときよりも大人同士の会話は難易度が高いため、大人の会話を聞くだけで語彙力を育むいい機会になっています。

・親も自分の気持ちを子どもたちに話してみる
親からも“自分の気持ち”を子どもたちに伝えることも大切です。子どもたちにとってのお手本は、親になることが多いです。
「こんなことがあって悲しかった」「あれは嬉しかった」など、親自身の気持ちを言葉にすることで、子どもたちも「自分の気持ちを話していいんだな」と学ぶことにつながります。子どもたちは、気持ちを言葉で伝えることに戸惑いがなくなり、自然にできるようになる傾向にあります。

・絵本や本から普段使わない言葉に出会う
語彙の習得に読書が有効であることは、多くの研究から明らかとされております。
さまざまな言葉や気持ちを表す言葉は、日常生活や会話の中だけでは出会うことができず、絵本や本などからの学びがとても大きいものです。

そんな絵本をお子さんに読み聞かせるときは、絵本の場面と自分たちの生活を結びつけて読んでみることがおすすめです。
例えば、けんかをする場面が出てきたら、「あのとき○○ちゃんもお友だちとけんかをしていたね」など、
実体験に結び付けてお話をしてみるのです。普段の会話で使わない言葉や出てこない話題も、絵本を介して使うことができます。

また、ひとりで本を読めるようになった際には、「どんな本だった?」「読んでみてどうだった?」など、感想を聞いてみるのもいいかもしれないですね。

 

【まとめ】

総じて、語彙力はコミュニケーションスキルと大きく関わってきます。
近年では、企業の新卒採用でもこのコミュニケーションスキル不足が目立つというお声も多く聞きます。
実際、どのように語彙力向上を図るのか、何に気づくことで早期改善に至ることができるのかなど、
なかなか判断がしにくい部分も多くあります。


弊社、株式会社NEQLIASには優秀なファシリテーターが多数在籍しております。
どこから改善するべきか、どんな行動を起こすことで語彙力向上へ繋げることができるのかなど、
簡単なご相談から受けてつけております。お気軽にお問合せ下さいませ。

コラム2023年8月29日

「4v4」 10歳以下の4人制新サッカー 本田圭佑氏もご来賓

サッカーの日本代表でワールドカップでも活躍した本田圭佑さんが考えた、
小学4年生以下を対象にした4人同士で対戦するサッカー大会が香南市で開かれ、本田さんも熱戦の様子を観戦に来られました。

弊社も代表の岡田がスポンサーとして大会サポートに参加させていただきました。

「4v4」は、10歳以下の子どもたちにも試合に出る機会を増やし、経験を積んでもらいたいと考えられた大会です。
試合時間は10分で、どのチームにも監督はいません。
選手自身が「自分で考えること」を尊重しているためです。
ボールを持ったら20秒以内にシュートを打たなければならないと言うルールもあり、
キーパーも含めた全員での攻撃的な戦術が求められます。

各チームで、子どもたちが勝つという目標のもとコミュニケーションを取り合う姿は、
弊社が行う研修事業に重なる部分が多く、スポーツを通してこのような取り組みを実現された、
本田氏の育成論にとても共感ができました。

最後、取材に応じた本田氏は
「悔しい気持ちを忘れずに、勝つまで挑戦してほしい。サッカーに限らず、社会人になった時にそうした経験が生きると思う」
と話しをされていました。

弊社も同じように研修事業を通じて、多くの経験を積んでいただけるようこれからも尽力してまいります!

 

お知らせ2023年8月17日

4v4発起人 本田圭佑氏 「NowDo × 高知りょうまフェスタ by NEQLIAS」として大会を応援します!

4v4の大会ルールに共感しスポンサーになりました。

自主性を大切にし、大人(監督・コーチ)が口を出さないことで、
自ら考え仲間と切磋琢磨する経験は選手としてもさることながら、

『生きる力』を醸成する為にも必要不可欠な経験だと思います。

勝つために自分たちで試行錯誤して何度も挑戦することで成長できると考える本田氏の理念にも共感し、
教育現場に関わる企業として是非とも応援すべき大会だと感じ今回スポンサーをさせていただくこととなりました。

当日は4v4の発起人であるプロサッカー選手の本田圭佑氏が来場いたします。

プレスリリース:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000034.000073947.html

コラム2023年8月11日

小学生のゲーム依存症について

ゲームで適度に遊ぶ分には楽しみの一つになって良いのですが、度が過ぎると親も心配になってくるでしょう。

のめりこみ過ぎればゲーム依存症になるリスクもあります。

小学生にとって「適度に遊ぶ」は難しいことなので、親がゲーム使用を管理することは必須事項です。

ゲームへの依存は「ゲーム障害」という精神疾患につながるリスクがあります。

親がゲーム依存症を正しく知り、そうならないためのルールを作ることをおすすめします。

 

【ゲーム依存症(ゲーム障害)とは】

ゲームに依存することで日常生活に支障が出る状態のことを、ゲーム依存症といいます。

2019年にWHOによって正式な病気として認定されました。医学病名は「ゲーム障害」と言われています。

ゲーム依存はアルコール依存症、ギャンブル依存症など同じ精神疾患ですので、適切な治療が必要です。

韓国では2002年にゲームのやりすぎが原因で死亡事故も起きており、たかがゲームと軽く見ることはできません。

しかし現在は専門の医療機関が少なく、ゲーム依存にならないための予防が重要であるといえます。

 

【ゲーム依存症の小学生に見られる特徴】

ゲーム依存症が疑われる場合は、症状があてはまるかどうかをチェックしてみましょう。 

・外遊びが減った

ゲーム依存症の小学生は、ゲームが楽しいため外遊びに魅力を感じない傾向があります。

室内に閉じこもり、ゲームばかりしていることが増えるでしょう。

また、体を動かさなくなり、同じ姿勢で長時間過ごすことになりかねませんので、頭痛や腰痛の症状が現れることも考えられます。

日頃、子どもが体調不良を訴えていないか注視してみましょう。

 

・いつも眠そう

夜中までゲームをしていて睡眠不足になりがちなのも、ゲーム依存症が疑われる症状の一つです。

夜はゲーム禁止と決めていたとしても、依存症になってしまうと隠れてでも遊んでしまいます。

結果的に生活リズム、睡眠リズムが乱れるので成長の妨げになるリスクもあるでしょう。

昼間眠ければ勉学や学校生活にも支障をきたすかもしれません。

 

・親との喧嘩が増えた

ゲームをやっていい時間など、家庭のルールを守らないと、親は注意をすることになります。

しかし、親に言われた子どもは、それでもゲームをやりたいので言うことをききません。

それを、親がまた注意をするので、子どもがどんどんイライラして喧嘩になります。

こうした悪循環で親子喧嘩が増えて家庭の雰囲気が悪くなると、子どもは家庭に嫌気がさしてますますゲームにのめり込みかねません。

 

・成績が下がった

ゲーム依存症になるとゲームが最優先で勉強がおろそかになるので成績は下がります。

宿題をやらなくても、学校の先生や親に怒られても、依存症になってしまうとそれらが気にならないのです。

成績が下がることは親子喧嘩の原因にもなり、喧嘩が増えればますます子どもがゲームをしたくなるという、悪循環に陥りやすいでしょう。

 

・ゲームのことばかり気にしている

ゲーム依存症になると、ゲームをしていなくてもゲームのことばかり考えるようになります。

ほかのことがどうでもよくなり、友達、家族、学校など、ゲーム以外のことに気を使わなくなるのです。

友達の間で孤立してしまい学校に行きたくなくなったり、友達との関係が崩れ始めたりすることで、ゲーム依存の状態に気付くこともあります。

 

・攻撃的になった

ゲームができないことでイライラして暴言を吐いたり、攻撃的な言動を取るようになったりしたらゲーム依存症を疑うべきかもしれません。

親としては暴力的なゲームをしているせいかと思うかもしれませんが、ゲームをたくさんする子どもが攻撃的になることと、ゲームの内容が暴力的であるか否かは関係がありません。

攻撃的になるのはゲームができないイライラが原因であることが多いようです。

 

【ゲームをする時のルールを作ろう】

お子さまがゲームをする場合、ルールを決めている家庭も多いのではないでしょうか。他の家庭には、どのようなルールがあるのか見ていきましょう。

 

・時間を決める

ゲームをする時間はルールとして決めている方が多いのではないでしょうか。平日と休日で時間を変える場合もあるようです。

 

・勉強や宿題を終わらせてからやる

ゲームを始める前に、勉強や宿題、お手伝いなどを済ませてくれると、親としても少し安心ですね。

 

・目や健康に配慮する

ゲームの画面を見続けることで、視力の低下が心配になってきます。また、プレイ中同じ姿勢をとり続けることで、姿勢の悪さや肩こりなども心配です。

 

・ゲームを行う場所を決める

部屋にこもってゲームをしてしまうと、ゲームの内容や時間などを把握することが難しくなってしまいます。リビングなど、目の届く場所でゲームをするなどと決めているようです。

 

【まとめ】

お子さまの年齢が上がったり、友人関係が変わったり、新しいゲームが出たり、お子さまのゲームとの関係は常に変わっていくため、親は柔軟に対応をしていく必要があります。

大切なのは現状の子どもの姿に目を向けて、困った様子がないか、荒れていないかを観察し、本人からの話をよく聞いてあげることです。

弊社、株式会社NEQLIASには優秀なファシリテーターが在籍しております。

お子さまとの関わり方に関して、研修観点からお伝えすることも可能です!

お気軽にお問い合わせください。

 

コラム2023年7月26日

聞いたことありますか?『ブラック校則』

子どもの多様性が重んじられるなかで、近年は「ブラック校則」の存在が問題視されています。

近年では青春映画のタイトルにも用いられ、「ブラック校則」という用語の認知度は急激に高まっております。

ですが、実際はどんなルールがブラック校則にあたるのでしょうか?

ブラック校則の意味や問題点などを解説します。

 

【ブラック校則とは】

ブラック校則とは、一般常識とはかけ離れた不合理な校則のことです。

行き過ぎた校則は、生徒個人の尊厳を傷つけたり、ハラスメントに該当したり、

場合によっては健康を損ねたりする可能性もあります。

校則の性質上、生徒が選択できる余地はなく理不尽であっても従わなくてはいけない点がブラック校則の問題点です。

また、生徒心得や学校独自のルールであっても、社会的常識を欠くようなものは、ブラック校則に該当します。

 

”典型的なブラック校則”の例

教育目的を達成するために必要とされる範囲を超えている、

社会通念に照らすと合理性を欠くといったルールは「ブラック校則」にあたるといえるでしょう。

 

生まれつき茶色っぽい頭髪なのに「校則だから黒色に染めるように」と強要する

縮毛・巻き髪などくせ毛がある生徒に「地毛であることを証明しろ」と求める

運動中の水分補給を禁止する

下着の色を指定し、規則が守られているのかをチェックする

など

 

 

【ブラック校則ができた背景と問題点】

生徒から自然に発生したブラック校則という言葉ですが、なぜそのような校則が作られるようになったのでしょうか?
ここでは、ブラック校則ができた理由や背景について考えてみます。

 

・若者の非行行動改善

ブラック校則ができた理由の一つに、
若者の非行行動を改善するという目的が挙げられます。

戦後学校制度が整備されていったなか、旧文部省は「生徒指導の手引き」というものを発行しました。

その当時は若者の非行行動が問題視されており、学校でどのように生徒指導を行なうべきか、という点が注目されたのです。

その後、校内での暴力が問題となった年代もあり、生徒指導のなかではトラブルの芽を事前に摘むという考え方が広まりました。

若者の非行行動を抑えるため、国からの手引きをもって厳しい校則の下生徒を管理するという状態が定着したと言われています。

 

・周辺住民へのクレーム対策

ブラック校則ができた背景には、周辺住民へのクレーム対策という面があります。

周辺の住民からのクレームには、理不尽な内容のものも多く、クレームの内容には次のような理不尽なものがあります。

直接被害を受けたわけではないが、登下校中の態度が気に入らない

自宅から見える授業風景において、指導の仕方が納得いかない 

など、地域住民から受けた様々なクレームにより、

学校の先生が対処に追われ、板挟み状態になっていることが背景にあります。

 

しかし、クレーム対応も学校を運営していくうえでの義務となるため、

先生はブラック校則を設けて子供たちを取り締まろうという流れが生まれました。

本来子供の教育のために然るべき校則を設けるのが学校側の義務ですが、

周辺住民からクレームが来てしまった場合には、

地域との関係性を改善するための校則を制定しなければなりません。

その結果、ブラック校則が制定されてしまうことがあるのです。

 

・入学希望者や地域へ学校をアピールするため

ブラック校則は、学校側が入学希望者や地域に対して、規律正しい教育を徹底しているというアピールをするために設けられていることがあります。

学校側の都合が影響している部分が大きく、学校の運営都合のためにブラック校則を生徒に強いる事態が起きていると考えられます。

学校としては、入学希望者の増加や地域からの良い評判を維持したいのも確かです。

しかし、それらを実現するため、生徒側がブラック校則で辛い思いをしている場合があるという点についても理解する必要があります。

  

【まとめ】

ブラック校則とは人権や健康などを脅かす恐れのある不合理な校則のことです。

こうした校則の多くは、生徒が事件・事故に巻き込まれるのを防止するため、あるいは風紀の乱れ防止を目的として定められました。

しかし、行き過ぎた校則は現在の社会状況と合致しているとは限らず、場合によっては生徒個人の尊厳を損ねかねません。

 ブラック校則は、全国的な問題となっています。東京都をはじめとして、各地でブラック校則を撤廃する動きが進んでいます。

学校では、校内全体での議論だけでなく、第三者機関の活用など、ブラック校則の撤廃に向けた取り組みが求められているのです。

 


弊社、株式会社NEQLIASでは優秀なファシリテーターが在籍しております。

生徒、先生、保護者の意見を取り入れ、ブラック校則ではない方法での防止策として研修を行うことが可能です。

ぜひ一度、お気軽にご相談ください。

 

お知らせ2023年6月26日

高知県黒潮町にて、教員研修を実施してきました!

先日、高知県の黒潮町にて
黒潮町教育委員会の皆様と中尾 拓(LLC Veintress代表)様のご協力のもと、
弊社山本と一緒に若手教員へ向けた教員研修を実施させて頂きました‼️

黒潮町では第2回目となる教員研修で、
初参加の先生や前回参加していただいた先生にもご参加いただくことができました。
他の学校の先生との人間関係づくりからスタートし、
先生方にも体験を通じてファシリテーションとはどういったものなのか、と言う部分を学んでいただきました。

休日にも関わらず多くの先生方がご参加してくださいました‼️
午前中に、ファシリテーターとはどういう役割なのか、「先生」との違いはどういった点なのかなど、
知識の部分を弊社山本よりお伝えさせて頂きました。

徐々に先生方も打ち解け合い午後からの実技となる「チームビルディング」のため、
チーム内での価値観の共有や話し合いをたくさんしていただくことができました。

午後からは実技です‼️
中尾様のご協力もあり、なんと…

「地元小学生サッカーチームを集め、各チームのメンバーをバラバラにして1つのチームを作る」と言う、
ファシリテーションスキルを存分に学び、体験し、失敗や成功を経験することができるとてもワクワクした特別企画です‼️

今回の企画も中尾様のご協力のもと、
子ども達のコミュニケーションスキルをUPし、自分で考えて行動する力を身につけて欲しいという中尾様のお考えと、
我々の先生方への想いがマッチしたところから誕生した企画でございます。

7色のチームに分けて、子ども達は普段対戦チームとなるお友達や、
初めましてのお友達と1日チームとなって試合をすると言うことを告げられても、
楽しそうですぐに溶け込むあたりに子ども達のポテンシャルの高さを感じました。

先生方にはチームの監督やコーチと言う立ち位置ではなく、ファシリテーターとして
いかに子ども達に考えてもらい、自発的に行動させれるかという点にこだわって午前中の座学をもとに実践をして頂きました。
アイスブレイクからスタートするチームや、チームの目標設定をするところからスタートするなど、
午前中の座学で学んだことを実践し、先生方のチームの個性も見受けることができました。

無事、怪我もなく離脱者(抜けたいと言うお子様)も0人で全員参加で試合も終えることができ、
周囲の観覧されている保護者様や関係者の方からも高評価で終えることができました‼️

3時間の実技が終わった後、振り返りをしました。
とても大切な時間です。

午前で学んだ知識がどこまで活用できたのか。
実践してみて何が違ったのか。
チームでの話し合いは足りていたのか。
実際の学校生活、クラス作りに置き換えた際にはどのように活用ができるのか。
などなど、体験した結果をもとにたくさんの振り返りをし自身の経験を増やすことができたのではないでしょうか。

中には、チーム内や先生同士で、過去の自身の経験から、
「このようにするとクラスが良くなったよ」
「今こういった課題があるんだけどどうしたらいいと思いますか?」
など、共有し話し合う姿も見受けられ、今回の経験がすでに活かされていると実感する場面もありました。

今回の経験をもとに、ファシリテーターとしてのスキルUPをして頂き、
高知県黒潮町という街全体で、より良い学生生活を応援できる先生になっていただけると私たちも嬉しく思います。


弊社、株式会社NEQLIASには優秀なファシリテーターが多数在籍しており、
チームビルディングや人間関係作りの基礎を作り上げることを得意としております。
学校様に限らず、企業様の企業研修も多数ご依頼いただき経験もございますので、
ご興味がございましたらお気軽にお問い合わせくださいませ。

 

P.S.
夜に、高知県黒潮町のご当地お料理を堪能させて頂きました✨
鰹のタタキには感動してしまい、美味しい以外の言葉を見つけることが出来ませんでした…。
「ちゃんばら貝」や「しい」、「ごりの唐揚げ」に「土佐巻き」と、
たくさんのお料理を美味しくいただくことが出来ました‼️

ぜひ、ご覧いただいてる方も機会がありましたら高知県黒潮町へ足をお運びください♪

コラム2023年4月24日

「ファシリテーター」とは

これまで、教育に関する理論や実例などをもとに記事を書かせていただきました。

その中で、ご覧いただいております方や、研修でお会いする先生方から、

「ファシリテーターって、実際のところ何をするのですか?」と言うような内容の質問を多くいただくことが多いので、

今回はこの”ファシリテーターとは何か”について少し触れてみたいと思います。

 

【ファシリテーターとは】
まずはファシリテーターという言葉の基本的な意味を理解し、ファシリテーターとは何をする人なのかについて簡単に解説致します。

ファシリテーターという言葉は、「促進する、容易にする、円滑に進める」といった意味を持つ、
”facilitate”という英単語が元になっています。集団活動で物事がうまく進むようにかじ取りをすることを「ファシリテーション」と言い、ファシリテーションをする人はファシリテーターと呼ばれます。

ファシリテーターはより効率的に会を進めたり物事を選択したりする手助けを公平な立場から行う役割です。
各参加者がグループに貢献しながら議論を進められるよう、バランス感のあるリーダー役になったうえで、活動の目的を達成するようガイドすることが求められます。
つまりファシリテーターとは、参加者の発言を促したり意見を整理したりしながら、会議などの円滑な進行をサポートする役割です。

会社などの組織で仕事を進める際には、考え方がそれぞれに異なる多様な人々の相互理解を図り、合意形成をすることで問題を解決しなければなりません。そこで、議論のかじ取り役を担うことで会議のパフォーマンスを向上させ、アジェンダを整えたり進行をサポートしたりしながら最終的にグループが独自の選択をするのをサポートするのが、ファシリテーターなのです。

 

【”ファシリテーター”と”司会者”の違い】
司会とは、会議においてはプログラム通りの進行を実現する、また研修においてはカリキュラム通りの進行を実現する進行役です。
そのため参加者に発言を促す場面は非常に限られており、会議の雰囲気や結論も発表者や司会者によって左右されます。
会社の方針をトップダウンで落とし込む場面や、月次会議のようにルーティンとして定型内容を共有する場面において、司会の役割は重要です。

一方ファシリテーターは、参加者の当事者意識を高めてアイデアを引き出したり、参加者同士の相乗効果を生み出したりする場面において、その役割が発揮されます。あくまで主役を参加者に設定して、発言を促し、会議の目的達成に導くのがファシリテーターです。

 

【ファシリテーターが担う役割とは】
ファシリテーターが担う具体的な役割が以下の通りです。

・目的の設定と共有

・意見を交わしやすい場の構築

・お互いの意見の整理する

・合意形成に向けた会議の進行

事前準備から場の構築、予定時間内に結論を出すための時間管理など、ファシリテーター要求される仕事は多岐にわたります。

・目的の設定と共有
ファシリテーターの役割としてまず挙げられるのが、目的の設定と参加者への共有です。
会議中に交わされる意見をまとめ、参加者が納得できる結論を導き出すためには、最初に会議の目的を明確にしておく必要があります。加えて、設定した目的を参加者に共有し、参加者が提示する意見の精度を上げることも重要です。

目的の設定と共有が上手くできていないと、会議の内容がどんどん関係ない方向に流れていき、
時間の無駄になってしまう可能性があるので注意しましょう。

 

・意見を交わしやすい場の構築
会議を行う前に場を温め、意見が活発に出るようにすることもファシリテーターの役割です。
会議前に参加者を交えて積極的にコミュニケーションを行い、アイスブレイクを行います。
参加者の意見交換を活発にするためには、心理的安全性が確保された場を構築する必要があります。
すなわち、他の参加者の反応に怯えたり、恥ずかしがったりすることなく自然体で意見を言える場を形成する必要があるのです。

よって、ファシリテーターには「発言がきっかけで場が荒れてもしっかりとまとめるくれる」と参加者から信頼されている人物が適しています。

 

・参加者の意見の整理する
会議中に出た意見を整理することもファシリテーターの役割です。
各参加者から意見やアイデアを引き出しつつ、会議の方向性が目的から外れないように話を整理します。
こまめに意見を整理しつつ結論を出し、更に発生した課題の解決について再度話し合っていくことで、最終的な結論をまとめることが可能です。 

また、会議の内容が本題から外れてしまいそうな時は、話を整理することで軌道修正することができます。
意見の整理が上手くできないと会議の全体の結論が出ず、時間の無駄になってしまうため、ファシリテーターの手腕が試される部分です。

 

・合意形成に向けた会議の進行
ファシリテーターの最後の仕事は、会議で整理した意見のもとに、最終的な結論を導き出すことです。
会議の内容を振り返り、最初に設定した目的と照らし合わせ、参加者全員が合意できる結論を導き出します。
会議中にこまめに意見の整理ができていれば、自ずと参加者が納得できる結論が出ることでしょう。

結論が出たら、参加者が次に行うべきアクションを明確にし、各々に認識させます。以上のうように、
会議が参加者主体のものになるよう場を構築し、全体の合意がとれた結論を出すことがファシリテーターの役割です。

 

【ファシリテーターが注意すべきこと】
ファシリテーターとして、スムーズで効果的な会議を行うための土台づくりには注意が必要です。

参加者が主役となるよう発言を促し、会議を活発化させるためには、
ファシリテーター自身も明るい表情で発言を肯定的にフィードバックして、
コミュニケーションしやすい雰囲気を演出しなければなりません。
会議全体のレベルがファシリテーターに大きく依存しますので、会議進行に必要なスキル習得や準備、シミュレーションが重要です。

また参加者が守るべき前提条件として、会議に臨む姿勢や発言に対する共通ルールをしっかり定めて落とし込みます。
発言を最後まで聞く、否定せず発言を尊重する、自分の考えを持つ、といった共通ルールを明示し、遵守させる厳しさが必要です。

また発言に対して、事実と印象を区別して受け止め、ファシリテーター自身の関わり方に偏りが出ないよう公平性や客観性を保ちます。
ファシリテーターと参加者の隙間を埋めるために、ファシリテーター自身の想いや経験を伝える場面が効果的になるケースもありますが、あくまで中立的な立場を崩さず、参加者主体の議論になることを最優先しなければなりません。

 

【まとめ】
この記事では、ファシリテーターの役割や注意点などについて書かせていただきました。
ファシリテーターがうまく機能し、良質なコミュニケーションが実現している会議では、意見の対立があったり議論が停滞したりしても、振り返って打開策を探ることができます。
また、参加者それぞれにファシリテーションのスキルがあれば自分たちで議論の流れを作ることは可能であり、
必ずしもファシリテーターの役割を特別に置かなければいけないわけではありません。
むしろ、これからの時代に対応するためには1人1人がファシリテーションスキルを保有していることが大切でしょう。

弊社、株式会社NEQLIASには経験豊富で優秀なファシリテーターが多数在籍しております。
今後の組織改革や人材育成についてお悩みがあれば、ぜひ弊社NEQLIAS(ネクリアス)にご相談ください。

コラム2023年4月13日

これから重要な「経験学習」とは

以前、経験学習サイクルについて記事を書かせていただきました。
※前回の経験学習についての記事:https://neqlias.net/elp経験学習サイクルとpdcaの違い/

理論として存在し大切な内容だと感じてくださった人もいるのではないでしょうか。
ですが、我々も学校様や企業様に対して研修プログラムを実施させていただく際に、
この「経験学習」が実社会においてどれほど”重要”でどのくらい”求められていること”なのか、
深い部分まで浸透していないと言うのは実感しております。

今回は、この「経験学習」がどれほど重要で実社会においてどのくらい求められていることなのか、
少しでも多くの方に伝わるように記載できればと思います。

【とある大学の入学式】
昨日、東京大学において入学式の祝辞で興味深い内容がありましたので引用しご紹介させていただきます。

”大学内の教室での学びの大切さはもちろん、みなさんが社会のさまざまな現場に直接に触れあう機会を設けることにも取り組んでいます。コロナ禍での全面的な行動制限が緩和されて、対面での活動も増えてきていますので、ぜひチャレンジしてください。

この体験型の活動について、私は「学びを社会と結び直す」ことが大事だ、と言ってきています。いくつか例を挙げてお話ししましょう。
たとえば、学部学生が自ら国際的な学びや体験の計画をたて、その実践を大学が国際総合力として認定する「Go Global Gateway」という制度があります。

「自分で考え、選び、実行する」ところに特徴があります。

また入学直後に1年間の特別休学期間を取得し、ボランティアや就業、国際交流などの自主的な学外活動を行う「FLY Program」もあります。
全国各地の地域自治体に1カ月程度滞在し、課題を持ち帰って教員や仲間と相談しながら解決策を提案、実行してみるという「フィールドスタディ型政策協働プログラム」や、ダイキン工業との産学協創から生まれた「東京大学グローバル・インターンシップ・プログラム」などもユニークです。
アメリカやタイなどの生産拠点の現場に東京大学の学生が滞在して、気候変動・環境・資源などの大きな問題を含む、ものづくりあるいはその地域のビジネスや文化のさまざまな課題に取り組むという、たいへん貴重な経験を得ることができるプログラムです。2021年からはソフトバンクと連携して実施するグローバル・インターンシップもスタートし、自分で見つけた社会課題を解決するアプリやサービスなどの開発を競う「ハッカソン」や勉強会、海外研修を通じてAIやデータ活用を実践的に学べる機会を提供しています。

みなさんも東京大学が用意しているこうした体験型の学びの機会を存分に活かし、教室の中での学びを越えて、自らの学びをより豊かなものにしていただきたいと思います。

誰もがワクワク感を持ち、のびのびと活動できる場として、私たちは「世界の誰もが来たくなる大学」を作ろうと考えています。
みなさんもどういう学生生活を送りたいのか、ぜひ自分たちの目線からアイディアを出してください。
また、東京大学が取り組む課題についても一緒に考えてみてください。
みなさんにも、グローバルシティズンの一人として知っておくべき地球規模の課題を正しく理解し、
その解決に向けて、共に考え、行動していただきたいと思います。

※引用元記事:https://www.u-tokyo.ac.jp/ja/about/president/b_message2023_01.html

この内容を拝見した際に、私が感じたことではありますが、
東京大学の凄さと言うのは、職員の方と学生さんが同じベクトルを向いて、大学全体で取り組んでいると言う点です。
自ら考え、行動する人は多い中、環境としてもサポートしバックアップをしてくれる環境であることは、
何よりも経験学習をより加速し成長できる環境と言えるのではないでしょうか。

すでに、大学入学というフェーズでこの経験学習のベースが出来ていないと取り組めない内容や、理解が難しい内容になってしまいます。

【社会においても重要となる経験学習】
自発的に行動できるようになると、業務効率が改善できるだけでなく、本人が仕事にやりがいを感じられるようになるなど、数多くのメリットがあります。
例えば、命令されたことしかしない「指示待ち人間」が多い場合、報告・連絡・相談の件数が減り、
いずれは大きなミスや事故につながる可能性もあります。職場に自発性のない社員を見つけたときは、早期の環境改善が重要です。   嫌々仕事をしても、仕事のパフォーマンスは上がりません。自分の作業方法が効率の悪いことに気付いても、改善しようとしないため、組織全体の生産性も低下します。
この「自発性」を養うことができるのも「経験学習」の重要なポイントとなります。

また、新人だけに求められるのではなく、
上司や役員などもレベルの段階を上げた部分で経験学習を活かすことが出来ます。

それは経験学習サイクルの中の「振り返り」を質を上げていくことです。
上司や役員の方の過去の”経験”をもとに、新人や部下の成功体験や失敗経験を一緒に振り返ることで、
良い方向へ導くことができます。

【まとめ】
引用をもとに少し長く記載をさせていただきましたが、
大学生活や仕事をする社会人においてこの「経験学習」というのは今後も非常に重要なものになると言えます。
近年様々な課題が我々を襲いました。人とコミュニケーションを取ることもままならない環境を数年と過ごしてきた中で、
この「経験学習」知っている、理解している、ベースを持っているでは、今後の自分の人生を左右する重要な分岐点になるのではないでしょうか。

弊社、株式会社NEQLIASではこの経験学習サイクルをベースとしたオーダーメイドの研修プログラムを実施しております。
課題点を伺い、少しでも改善に近づくための研修プログラムを行い経験学習サイクルのベースを作らせていただきます。
ご興味がある方はお気軽にお問い合わせください。

コラム2023年3月21日

トライやる・ウィーク~職業体験の役割と意義~

皆様は、“トライやる・ウィーク”という言葉をご存知でしょうか。

これは、兵庫県で実施されている体験活動です。

今回はこの“トライやる・ウィーク”について少し触れてみたいと思います。

 

【トライやる・ウィークとは】

トライやる・ウィークは、兵庫県が、1995年の阪神・淡路大震災、1997年の神戸連続児童殺傷事件を機に中学生に働く場を見せて学習させようとする趣旨のもと、県内の中学2年生を対象として1998年度から実施されている職場体験、福祉体験、勤労生産活動など、地域での様々な体験活動です。

一部の私立・国立中学校においては、期間が短縮されているか、実施されていないことがありますが、 一週間、中学2年生が職場体験などを通して地域について学び「生きる力」を育むことを目的としている体験活動となります。

  

【体験活動の内容について】

職場体験活動では、ケーブルテレビ局、病院、農場、工場と様々な職場で活動を行っています。「トライやる・ウィーク実施中」というのぼりを作成し、事業所に立てさせていただいている学校が多くあり、「トライやる・ウィーク」の実施期間中には県内各地で見られる、兵庫県の風物詩となっています。 

また、文化・芸術創作体験活動としては、例えば赤穂市の塩田での塩作り、織物、丹波市の陶芸、城崎温泉の麦わら細工等地域の伝統産業を体験し、地域の良さや故郷の恵みに触れることにより、故郷意識の醸成にもつながっています。

 

・事前事後指導でより効果が出るように

こうした活動に向けての意欲を高め目的意識を明らかにするために、事前・事後指導の充実に努めています。事前指導は、中学1年生から進路学習と関連させながらの指導、活動時の心得や社会人としてのマナー等を学び事前訪問といったことを行っています。

事後指導としては、活動のまとめを作文集や報告書にしてお世話になった事業所への報告、指導ボランティアや保護者を招いての報告会の開催など、中学3年に向け志望する進路実現のために目的意識を高める進路指導につなげています。

 

【職場体験が求められる背景】
職場体験が求められる背景として、
子どもたちの生活や意識の変容、学校から社会への移行をめぐる様々な課題、
そして、何よりも望ましい勤労観、職業観を育む体験活動等の不足が指摘されています。

社会性の不足、規範意識の低下、人間関係や連帯感の希薄化、集団や社会の一員としての自覚や責任感の低下などが指摘されていることはご存知でしょうか。

そして、若者の世界に漠然とした閉塞感や無力感、あるいは、職業について考えたり、職業の選択・決定を先送りにするモラトリアム傾向やフリーター志向の広がり、高水準で推移する若年者の失業率や就職後の早期離職、また最近ではニートの問題が指摘される中で、生徒の進路意識や目的意識の低下が懸念されています。

一方、このようなことから、学校段階では、従来から課題となっている不登校や中途退学についても、将来の社会的自立に向けた支援の視点から「進路の問題」として捉えることの重要性が指摘されているのです。

 

【職場体験の必要性】

職場体験には、生徒が直接働く人と接することにより、また、実際的な知識や技術・技能に触れることを通して、学ぶことの意義や働くことの意義を理解し、生きることの尊さを実感させることが求められています。また、生徒が主体的に進路を選択決定する態度や意志、意欲など培うことのできる教育活動として、重要な意味を持っています。

望ましい勤労観、職業観の育成や、自己の将来に夢や希望を抱き、その実現を目指す意欲の高揚を図る教育は、これまでも行われてきたところであるが、より一層大切になってきていると言えます。

職場体験は、こうした課題の解決に向けて、体験を重視した教育の改善・充実を図る取組の一環として大きな役割を担うものです。

特に、生徒の進路意識の未成熟や勤労観、職業観の未発達が大きな課題となっている時代、

生徒が実際的な知識や技術・技能に触れることを通して、学ぶことの意義を理解し主体的に進路を選択決定する態度や意志、意欲など、培うことのできる教育活動として重要な意味を持っていると言えます。

 

【まとめ】

“トライやる・ウィーク”は、子供たちの将来の選択肢を実際に見ることのできる体験活動だと私は考えます。
学校生活だけでは学びきれない部分、親御様から伝えきれない“仕事”について実際に触れることで、自身の職業観を培うきっかけとなるものです。
こういった取り組みが増えることで将来有望な人材が現れたり、革新的な技術や技能を生み出す可能性もあります。
第二新卒という言葉もある今の時代、どんな仕事をしたいのか、どのように仕事と向き合うのか、そういった学びがある体験活動と言えます。

弊社、株式会社NEQLIASでは、こういった“体験”をベースとしたアウトプット型の研修プログラムを行なっております。
ご興味がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

 

 

コラム2023年3月15日

「チームとしての学校」の在り方

学校を取り巻く課題が複雑になっていることを背景に、
教員が教科指導や生徒指導に集中できる仕組みの構築を目指した「チーム学校」とよばれる考え方が提唱されています。
私立学校の場合は一部先行している事例もありますが、今後はさらなる地域との連携が求められていくことでしょう。

 

【学校教員の現状】

中央教育審議会の「チームとしての学校の在り方と今後の改善方策について」によると、
日本の教員の特徴は以下の3つにまとめられています。 

・学習指導、生徒指導、部活動等、幅広い業務を担い、子どもたちの状況を総合的に把握して指導している。


・欧米諸国と比較して、教員以外の専門スタッフの配置が少ない。


・国際的に見て、勤務時間が長い。


さらに、いじめ、不登校、家庭の貧困問題などへの対応も学校に求められるようになっており、
教員が抱える課題は複雑化していると言えます。
結果として、教員が教科指導や生徒指導に割く時間が十分に確保できていないという問題が指摘されているのです。

 

【「チーム学校」とは?】

このような状況を解決するために、「チーム学校」という考え方が提唱されています。
「チーム学校」とは、
・「専門性に基づくチーム体制の構築」
・「学校のマネジメント機能の強化」
・「教員一人一人が力を発揮できる環境の整備」
3つの視点に沿って学校のマネジメントモデルを転換するものです。 

この中でも特に注目されているのが、「チーム体制の構築」です。
学校内部においては指導体制の充実を図るとともに、
スクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカー、部活動指導員、図書館司書など、
外部の専門性を持つ人々と連携することが想定されています。
これに加え、地域住民と問題を共有するために、地域連携担当の教職員も重要な存在になります。

こういった取り組みにより、教員以外にも専門性を持ったスタッフが配置され、
「チーム」で連携・分担して問題解決にあたることになります。
教員は従来から担ってきたさまざまな役割のうち、教科指導や生徒指導といった
業務に今までよりも集中して取り組むことができるようになると期待されているのです。

 

【「チームとしての学校」の在り方】

これからの学校が教育課程の改善等を実現し、複雑化・多様化した課題を解決していくためには、学校の組織としての在り方や、学校の組織文化に基づく業務の在り方などを見直し、「チームとしての学校」を作り上げていくことが大切です。

そのため、現在、配置されている教員に加えて、多様な専門性を持つ職員の配置を進めながら、教員と多様な専門性を持つ職員が一つのチームとして、それぞれの専門性を生かして、連携・分担することができるよう、管理職のリーダーシップや校務の在り方、教職員の働き方の見直しを行うことが必要だと言えます。

また、「チームとしての学校」が成果を上げるためには、必要な教職員の配置と、学校や教職員のマネジメント、組織文化等の改革に一体的に取り組まなければいけません。

・「チームとしての学校」像

“校長のリーダーシップの下、カリキュラム、日々の教育活動、学校の資源が一体的にマネジメントされ、教職員や学校内の多様な人材が、それぞれの専門性を生かして能力を発揮し、子供たちに必要な資質・能力を確実に身に付けさせることができる学校” 

今後、「チームとしての学校」を実現するためには、
次の3つの視点に沿って学校のマネジメントモデルの転換を図っていくことが必要です。 

  • 専門性に基づくチーム体制の構築

 教員が教育に関する専門性を共通の基盤として持ちつつ、それぞれ独自の得意分野を生かし、学校の中で、学習指導や生徒指導など様々な教育活動を「チームとして」担い、子供に必要な資質・能力を育むことができるよう指導体制を充実していくことが重要です。

 さらに、心理や福祉等の専門スタッフを学校の教育活動の中に位置付け、教員との間での連携・分担の在り方を整備するなど専門スタッフが専門性や経験を発揮できる環境を充実していくことが必要です。

 

  • 学校のマネジメント機能の強化

 教職員や専門スタッフ等の多職種で組織される学校がチームとして機能するよう、管理職の処遇の改善など、管理職に優れた人材を確保するための取組を国、教育委員会が一体となって推進するとともに、学校のマネジメントの在り方等について検討を行い、校長がリーダーシップを発揮できるような体制の整備や、学校内の分掌や委員会等の活動を調整して、学校の教育目標の下に学校全体を動かしていく機能の強化等を進めることが必要です。

 また、主幹教諭の配置を促進し、その活用を進めるとともに、事務職員の資質・能力の向上や事務体制の整備等の方策を講じることにより、学校の事務機能を強化することが必要です。

 

  • 教職員一人一人が力を発揮できる環境の整備

 教職員や専門スタッフ等の多職種で組織される学校において、教職員一人一人が力を発揮し、更に伸ばしていけるよう、教育委員会や校長等は、「学び続ける教員像」の考え方も踏まえ、学校の組織文化も含めて、見直しを検討し、人材育成や業務改善等の取組を進めることも必要です。

 また、教育委員会は、教職員が安心して教育活動に取り組むことができるよう、学校事故や訴訟への対応について、教職員を支援する体制を強化していくことが求められています。

 

【まとめ】

チーム学校においては、教員が本質的に担うべき業務は何か、
他のスタッフとの役割分担や連携のあり方はどうあるべきか、などについて考えていく必要があります。

また、従来のままの学校組織の感覚では対応できない面もあります。

チーム学校を機能させるためには、まず学校や教師集団が自らの理念やビジョンを持つことです。
その上で、社会的な議論や対話をもとに、学校の使命の再定義を行っていくなかで、
学校内外の連携・協働のあり方やチームづくりの進め方を模索していくことが重要になります。


弊社、株式会社NEQLIASではチーム作りにおける研修プログラムを取り扱っており、優秀なファシリテーターが研修を行います。
このチーム学校の実現には、学校としての方向性や、同じベクトルを向くために揃えることが必要不可欠です。
実際にどのようにするのか、どんなことをしているのか気になる方がいらっしゃいましたら、お気軽にお問い合わせください。